作業療法士に向いてない、辞めたいかも…と思った時の対処法3選

PT・OTの転職

自分はOTに合ってないんじゃないかな…

もうOTの仕事を続けるのがツラい、嫌になっちゃった…

OTとしての能力不足を感じてしまう

でもせっかく取った作業療法士の資格だし、辞めるのも悩む…

OTとして働き始めてから2年くらいの間は、私も上記のような悩みを抱え続けてツラい毎日を過ごしていました。

今はこれらの悩みを解消して楽しく働くことができているので、私が試した具体的な3つの方法を解説していきます。

筆者(OT)
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私もこの悩みを抜け出せたし、解決方法はあるから大丈夫だよ!

この記事では、幼少期からの自分の考え方や習慣を変えることと、環境を変えてみることの2つの視点から悩みにアプローチしていきます。

筆者(OT)
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悩みまくって他の職種に転職した経験もある私がたどり着いた「OT向いてない問題」の解決方法3ステップです!

「OT向いてないかも」と思った時に試してほしい3つのステップ!

3つのステップ
  • ステップ1
    まずは少しずつ、自己受容
  • ステップ2
    OTの職種のまま、職場だけ変えてみる

    →職場を変えるだけで意外とあっさり解決することがあるよ!

  • ステップ3
    OT以外の職種に変えてみる

では、これらの3つのステップについてひとつずつ見ていきましょう。

ステップ①「OT向いてない」と思ったら…本当に必要なのは自己受容かも?

自己受容とは、今の自分の長所も短所も認めて受け入れること、今の自分にOKを出すことです。(自己肯定とは少し違います)

OTの仕事の例でいうと、自分は作業療法士の資格をちゃんと持っていて、今の自分にできるリハビリをちゃんと提供できているんだ、失敗をするときもあるけれど、自分は自分にできることをやっているからひとまずOKなんだと、自分を認めること。

筆者(OT)
筆者(OT)

そもそも完璧な人間なんていないので、「OTとして足りないところ探し」を始めたらきりがないです!

作業療法士の仕事の特徴のひとつに、仕事ができてるのかどうかが自分では正確に分かりづらいことが挙げられます。

なんというか、営業職だったら契約を取ってくることが分かりやすい成果ですが、リハビリの成果って患者さんの体や心の個性にもよるし、心身機能を上げるだけが正解なわけでもないから、営業職みたいに分かりやすい成果が無いんですよね。

私もある時「ADLをぐんぐん上げていてすごい療法士だなー」と思っていた先輩の患者さんから、「リハビリがきつくても頑張れって言われてツラいんです、このままじゃ自分の病気が本当に本当に嫌になりそうです」と涙ながらに相談を受けたことがありました。

筆者(OT)
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心身機能やADLの向上は療法士的には正解かもしれないけれど、それが患者さんにとっても正解なのかは分からないなと思った出来事でした。

また、「俺は失敗したことがないから」とすごく自信たっぷりにリハビリしている先輩でも、自分の経験の豊富さを過信して医学的根拠に乏しいリハビリを後輩たちにも指導し始めて、他の療法士たちから影でいろいろ言われていたり…

筆者(OT)
筆者(OT)

療法士って自己評価と他者評価があまり一致しないし、他者評価も人によってかなり意見が分かれますよね。

自分では「ちゃんと良いリハビリができていない」と思っていても、他の視点から見るとあなただけの良さも絶対にあります。

だから逆に言えば、自分で自分のことを厳しい目で見始めたらそれもきりが無いんです。

自分を厳しい目で見る習慣がある人にとって、リハビリの仕事は「自分はちゃんとできていない」と感じ続ける構造になっています。

そしてさらに…転職をしてみるとよりわかるのですが、その職場独特の風潮ってあるんです。

今の職場で悩んでいることに関しても、他の職場では全然違う常識でリハビリが行われている…ということが全然あります。

例えば、「(明らかにその人の心身機能のレベルに合ってなかったり実生活に活かせそうになくても)歩かせたり立たせたりしているPTはスゴい」という風潮が私の最初の職場ではありました。

でも転職先ではむしろ「実生活に活きないリハビリしてどうすんの?」みたいな常識があったりしました。

だから、最初の職場では「自分は介助が下手だから先輩みたいに思い切った歩行訓練ができない」と変に悩み過ぎていたけれど、転職先ではその悩みは全く無くなりました。

筆者(OT)
筆者(OT)

療法士の仕事って、こういう「職場によって求められることが全然違う!」ってことが結構あるんです。

作業療法士の資格をちゃんと取れた時点で、私達にはリハビリをする能力があると認められたということ。

そして、失敗は誰にでもあること。

今の時点の自分にできるリハビリをなんとかやれているんだと、まずは自分を認めてあげましょう。

まずは心から思えなくても、かたちだけでも、自分に「自分なりによくやっているよと声をかけてあげてくださいね。

②職場を変えると一気に悩みが解消することも

「OTに向いてない」と思っている人でも、実は「今の職場に向いていないだけ」という場合がたくさんあります。

なぜなら、先ほども例に挙げたように職場によって求められる能力や視点って本当に違うから。

病院が向いている人、老健が向いている人、デイサービスが向いている人…、他にも精神科や放課後デイサービス、特別養護老人ホームなどなど、OTが働ける職場ってたくさんあって、人によって向き不向きが絶対にあります。

筆者(OT)
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場所によって、どんな人が求められるのかが全然違います!

もっと言えば、実習や転職時の職場見学でもわかるように、例えば同じ「老健」だったとしても場所によって雰囲気やリハビリ内容もかなり違いませんか?

OTとしての転職を何度も繰り返していろんな職場を見て、それでも「私はOTに向いてない」と感じるなら違う職種が合っているのかもしれません。

ですが、まだ2〜3回しか転職してないのなら、OTとしての自分に合った職場を見つけられていないだけの可能性が全然あります。

筆者(OT)
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「OTに向いてないかも」って悩んでいる時ってどこか「本当はOTとして働きたいのに」っていう気持ちがあったりするんじゃないかな。私はそうでした。

「心の底からOTが嫌!」という気持ちなら他の職種にいくのも良い選択だと思いますが、「せっかく取った国家資格だし、できるなら続けたいかも…」という迷いがあるなら、次の職場で働いてみてから決めても良いのかもしれませんね。

筆者(OT)
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ちなみに転職って、行動する前は緊張するけど実際はそんなに大袈裟なことじゃなくて、案外すぐ終わりますよ。

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③「もう限界!」という方は職種を変えてみるのも全然アリ

筆者(OT)
筆者(OT)

全然違う業界への転職、私も経験ありますー!

限界を感じるなら、無理してOTを続けなきゃいけないなんてことは全く無いので違う職種への転職も考えてみましょう。

違う職種というのはなかなか勇気がいるかもしれませんが、私が一度やってみた感想としては「意外と普通に別業界の仕事にも就けるもんだな」でした。笑

筆者(OT)
筆者(OT)

かなり迷って決めたことだったけど、あっけなく転職できたからちょっと拍子抜けでした。

そして、 別の職種へ転職したとしても私達にはOTの資格は残っています。

つまり「別の職種をやってみて、もし戻りたくなったらまたOTをやる」という保険がちゃんと使えるんです。

筆者(OT)
筆者(OT)

私も他の職種を経験したあと、OTに戻りました。他の職種を経験したことで、OTのやりがいを再確認できました!

一度きりの人生そして働く時間って長いので、自分で自分の可能性を狭めずに自由に挑戦してみても良いと思います。

筆者(OT)
筆者(OT)

PTの私の知り合いも、一度他の職種を経験したあとにまたPTとして働いています。他の職種の経験者って意外といるものですよね。

リハビリとは全く別の分野へ行くのも良いし、OTの資格を活かした他の職種に挑戦するのも良いですね。

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「OT向いてない、辞めたい!」という時の解決方法まとめ

今回は、「自分は作業療法士に向いていないのではないか」と悩んでいる方に向けて記事をまとめました。

同じように悩んでいた昔の自分に言ってあげたいことを書いていたらついつい長くなってしまいました。笑

OTの様々な働き方や転職に関連する記事は他にもあるので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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