作業療法士として働いている中で、この仕事の将来性が不安になってきた…
経験年数が上がっても、給料がほぼ上がらないのがツラい!
療法士の養成校が乱立して、需要より供給が上回ってきている気がする…自分はこの先、大丈夫?
筆者も現役OTですが、このような不安は日々肌で感じています。
実際、リハの点数の仕組み的にOTの報酬UPはなかなか難しい上に、療法士がどんどん増えている状況だから昇給は厳しそう…
そこで、仮にこの先もずっと昇給が微妙だったとしても大丈夫なように、今から個人で将来に備えておくのはどうでしょうか?
「将来に備える」というと大変そうですが、誰でもできる簡単なところから備えを始めることはできます。
例えばOTの仕事以外にも収入の柱を増やすことで収入UPできるので、安心してOTを続けることができます。
また食いっぱぐれない程度に作業療法の勉強もして資格等の実績を残し、生き残れる作業療法士になるよう努めるのも良いでしょう。
本格的にOTの将来性が信頼できなくなっている場合は、思い切って他の職種に転職してみるのもアリですよね。(私も他職種への転職経験があります)
この記事では、作業療法士の将来性についての解説と、それに個人で備える具体的な方法を「副業」「資格取得」「転職」の3つの観点から紹介していきます。
作業療法士の将来性って実際どう?
OTとして働きながら肌で感じる将来性としては、ズバリ「安定しているけど高収入は望めない」という感じです。
これから少子高齢化がバリバリ進んでいくという点では、OTの需要は保たれるので、完全に食いっぱぐれる可能性は低いでしょう。
ただ療法士の養成校も増えているので、療法士の人数もどんどん増えて、ひとりひとりの希少性はなくなってきています。
さらに国で診療報酬が決まっていることで、ひとりのOTが稼げる額も決まってしまう…
つまり、どんなにOTが経験を積んでも1日あたりの雇用主の収入が増えることは無い…
イコール、OTの昇給は仕組み的に難しいのです。
そしてなにより実際に、昔よりOTの給料は下がってるのよね…
ここ15年間の療法士の平均給与はちょっとずつ減少してきています(詳しい数字の説明は省くので、データが気になる方はこちらへ→https://1post.jp/5754)
食いっぱぐれないけど収入も増えないって感じかな。
書いているうちに絶望的な気分になってきましたがw、なんだかんだで国家資格を持っているのは私達の強みです。
「仕事に就けなくて困る!」という事態を避けられるだけでもこのご時世にはありがたいこと!
あまり悲観しすぎず「少しでも収入を増やして、安心して生活するには何をすれば良いかな?」ということを考えていきましょう。
作業療法士ならではの副業で収入UP
手っ取り早く、今月から収入を上げて将来に備えることができる手段が副業です。
「副業」と聞くとハードルが高く感じる方もいるかもしれませんが、OTの資格を活かしつつ、ゆるーくできる副業もあるので挑戦してみると案外すんなりできることも!
具体的には次のような副業が簡単にできてオススメです。
作業療法士が今日からできる副業2選
①ココナラのアプリでスキルを販売してみる
ココナラは自分のスキルを出品できるアプリです。
例を見てもらった方が早いのですが、アプリ内で販売されているスキルはこんな感じ↓
他にもモーニングコールや愚痴聞きなど、すぐできそうなものが意外と売れるので、スマホひとつあれば今日から副業を始められちゃいます。
条件も自分で設定してマイペースに取り組めるのも、この副業の良いところです。
②クラウドソーシング
ネット上で仕事をしてほしい人と、仕事をしたい人を結んでくれるのがクラウドソーシングのサイト。
実際にサイトを覗いてみればすぐ分かりますが、OTが今すぐ受注できそうな案件もちょくちょく出てきます↓
私もクラウドソーシングの大手「クラウドワークス」でアンケート回答やウェブライターなどの副業をしています。
もちろん作業療法士の分野以外にもたくさんの種類のお仕事があるし、「20台の女性にアンケート!」などの誰でもできる案件もたくさんあります。
私はのんびりやっているので先月も1〜2万円程度の副収入でしたが、その分でちょっとした贅沢を楽しんでいます。
資格をとって生き残れる作業療法士になる
作業療法士の職種はそのままに、他の職場へ転職しながら年収を上げていく方法もあります。
その時に自分のスキルを分かりやすく面接官に証明できるのが資格ですよね。
作業療法士のスキルアップの資格はたくさんあるので、気になるものがあれば挑戦してみると良いでしょう↓
他職種への転職で収入UPを狙う
作業療法士を続けるモチベーションがなくなってきている方は、思い切って他の職種へ転職するという道もあります。
私も一度、医療や福祉と全く違う未経験の分野へ転職したことがあります。
転職前はとても不安だったのですが、やってみると「意外とできるもんだな」と思いました。
そしてやはり国家資格は強いので、転職してみて、「やっぱりOTの方が良いかな」と感じたらまたOTとして働き始めることも全然できちゃいます。
一度きりの人生なので、思い切ってやってみるのも私はアリだと思います。
他職種へ転職する時のコツや実体験などまとめているので、気になる方は参考にしてみてください↓
作業療法士の将来性と、その対策についてのまとめ
作業療法士の将来性は、キラキラしているとは言い難いですが、個人でできる対策はたくさんあります。
副業や転職をうまく使いつつ、お互い頑張りましょう〜
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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