私は病院から老健に転職した作業療法士。転職する時はものすごく悩んだけど、今無事に生きてます!
人知れず「辞めたいな…」と悩んでいる作業療法士は意外と多いです。
転職が思ったよりもあっさり終わったので「辞めたい」と悩んでいた時間って、もったいなかったかったのかもな…というのが私の結論です。
作業療法士とは違う職種への転職に迷っている方のための記事はこちら▼
よくある「作業療法士を辞める理由」
よくある作業療法士を辞める理由を次に挙げてみました。
- 職員同士の人間関係がきつい
- 忙しすぎる
- 分からないことを聞ける雰囲気ではない
- 勉強会が多すぎるor少なすぎる
- 新しい分野に挑戦したい
ちなみに私は人間関係がきつくて辞めました…
最初は小さな不満でも、毎日働いていると積もり積もって不満は大きくなっていきます。
人によっては「こんな理由で辞めて良いのかな…」と悩む方もいると思いますが、自分の気持ちを分かってあげられるのは自分しかいません。
自分が辞めたいと感じているなら、それはあなたにとって正当な「辞めたい理由」なのです。
作業療法士の転職経験談
転職しても大丈夫かな…と迷っている作業療法士さんに向けて私の転職経験談をお伝えします。
結果から言えば…ハゲそうなくらい悩んだ割に、転職とはあっけないものでした。笑
手順を踏んで転職すれば、きっと今より自分に合った職場で毎日を過ごせる人が多くいると思います。
私が仕事を辞めるに至るまで
作業療法士の資格を取り新卒で入職した病院で、私は不満を溜めすぎて限界突破していました。
皆お互いに陰で悪口を言い合っているリハビリ科内で、日々自分が擦り切れていくような感覚で仕事をしていました。
仕事でマイナスになった心と体を休みの日にゼロに戻して、また働く…というループでした。
「辞めます」と言ってからは早かった
入職から1年2か月、意を決して「辞めます」とリハの科長へ報告。
上司に「辞める」と伝えてからはびっくりするくらい早かったです。
辞めることを伝える時は緊張で吐きそうでしたが、言ってしまったあとはもう「この地獄からやっと解放されるんだ!!」という気持ちになりました。笑
辞める意思を伝えてから、担当患者さんの引継ぎや事務的な手続きをして1か月後に晴れて退職。
自分にとっては「退職」という一大事ですが、周りにとっては「職員が1人辞める」というただそれだけなので、引継ぎや手続きも思ったより淡々と進んでいきました。
転職してみて実際どうだったか?
私の結論としては、思いきって転職したのは正解でした。
なぜなら作業療法士の資格があれば、想像よりも簡単に転職先は見つかるから。
転職先は、理学療法士や作業療法士に特化した求人サイト「PT・OT・ST WORKER」から探すと効率的です。
私もリハビリ職に特化した求人サイトから転職活動をしていたので、退職前に求人のオファーをもらうこともありました。
業界特化型の求人サイトでは転職先について詳しく情報を教えてもらえるので、転職後のミスマッチもできる限り防ぐことができます。
転職するまでは勇気がいりますが、転職活動のあっけなさを振り返ると苦しい職場に無理して居続ける必要性がそもそも無いなと思います。
【作業療法士の転職】メリット・デメリット
実際に転職してみて感じたメリット・デメリットを2つずつ紹介します。
メリット①人間関係がスッキリする
転職して職場が変われば、人間関係はきれいさっぱり新しいものに切り変わります。
どんなに苦しい職場であっても、退職した瞬間にもうあなたは自由の身なのです。
苦しかった職場を退職した時の清々しい気持ちを私は一生忘れません(笑)
メリット②自分に合った雰囲気の職場を選べる
職場の雰囲気って、場所によってかなり違いますよね。
バリバリ勉強したい人はあえて厳しい環境へ転職してチャレンジするもよし、自分のペースで勉強していきたい人はゆるい雰囲気の職場を選ぶもよしです。
人間関係や福利厚生を重視して職場を選ぶのもまた良いでしょう。
しっかりと転職先の情報を集めてから転職すれば、自分に合った職場で働くことは充分に可能です。
何が正解ということは無く、自分の性格や望む人生に合った環境を選ぶのが良いと思います。
リハビリ職のための求人サイトのリンク▼
PT・OT・ST WORKERデメリット①新しい職場に慣れるまでは大変
転職後3か月くらいの間は、新しい職場に適応するために新しいことを覚えたり、新しく人間関係を築いたりする必要があります。
職場独自のルールや空気を感じ取りながら仕事をするので、転職直後はやはり疲れました。
「患者さんのリハビリをする」という大枠は変わらないけれど、物品の場所や書類の形式など今の職場と違う点が出てくるのでひとつひとつ覚えていく必要があります。
デメリット②求められることの変化で、分からないことも出てくる
職場によって、作業療法士に求められることは変化します。
例として、どんどん運動療法をして運動機能向上を目指す職場もあれば、利用者の満足度向上のためマッサージのみやって欲しいという施設もあります。
私自身、転職後の職場で運動療法をやろうとすると利用者さんから「他の療法士はマッサージしてくれるのに…」と言われてしまいました。
マッサージはあまりやったことが無かったので、最初は勉強の日々でした。
急性期・回復期・維持期の違い、リハの手技の違い(ボバース、PNF…etc)、など慣れるまではやはり勉強が必要になると思います。
自宅で勉強したい方は研修動画が見放題の「リハノメ 」を使うという方法もあります
【まとめ】作業療法士、辞めてもOKな理由
私が転職をしたときに感じたのは、作業療法士ってこんなに転職しやすい資格なんだなあ…ということでした。
辞めるときはドキドキしたけれど、あっさりと次の職場も決まったうえにとても歓迎してもらったので本当に転職して良かったと思っています。
そして転職後も、初めは勉強が必要だけれど慣れてしまえば自分が今まで培ってきたリハビリの知識をもとに仕事を進めることができます。
この資格があれば食いはぐれることはほぼありません。
せっかく転職しやすい資格を持っているのだから、苦しい環境で我慢して働き続ける必要はないのです。
皆さんが楽しく働けるよう、私の経験談が参考になれば嬉しいです!
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