こんにちは!
現役作業療法士のmegumiです。
作業療法士の私が感じる良い点と悪い点を各4つずつまとめたので、さっそく見ていきましょう!
作業療法士の良い点4選
作業療法士の良いところは次の4つです。
自分のペースで仕事ができる
作業療法士は、基本的に自分で患者さんへのリハビリメニューを考えます。
自分で考えたリハビリを患者さんと一緒に行うので、ほぼ時間通りに仕事を進めていくことができます。
一度リハビリを試してみて、時間内に終わらなければメニューを少し減らすことも可能なので「時間に追われて仕事が終わらない!」という事態にはなりにくい職種です。
個人の裁量権がかなり大きいですよ!
人と話すことが好きなら天職
人と話をするのが好きな人にとっては、リハビリの仕事は天職だと思います。
「ゆっくりと患者さんや利用者さんとコミュニケーションをとる」という作業も言語や精神面のリハビリのひとつです。
ひとりひとりの患者さんとじっくり向き合ってお話していると、時に人生の先輩方のおもしろいお話を聞くことができますよ!
感謝されるのでやりがいを感じやすい
突然の怪我や病気でショックを受けている方の気持ちに寄り添いながら、作業療法士は体や心のリハビリをしていきます。
リハビリをしているうちに体や心が回復してきた患者さんからは、「ありがとう」とよく言われます。
「あなたのおかげで治った」などの嬉しい言葉をいただくこともたくさんあります
また患者さんの回復が目に見えて分かる瞬間にもやりがいを感じますよ。
給料・就職先が安定している
厚生労働省によると、作業療法士の給料はズバリ平均30万円弱です。
自分のペースで仕事ができて、日本の平均的な給料をもらえるのはなかなか良い点だと思います。
そしてさらに「作業療法士の資格を持っていれば就職に困らない」という点は強みです。
作業療法士はまだ売り手市場なので、就職試験で落ちることはあまりありません。
作業療法士の悪い点4選
次に作業療法士という仕事について「ちょっと微妙だな…」と私が感じている点を4つ紹介します。
将来性が微妙
今はまだ売り手市場だけれど、将来的には作業療法士が余り始める可能性があります…
養成校が乱立したことで資格取得者が増えており、作業療法士の供給過多になる可能性があるため将来性が微妙です。
今のところは高齢者も多いためリハビリの需要が大きいけれど、団塊の世代がいなくなった後はリハビリの需要が減ってしまうでしょう。
ただAIが発達して多くの職業が消えるなかでも、作業療法士の仕事は残るとも言われています。
作業療法士という職自体がなくなる可能性は低いと思いますが、将来性は微妙といったところです。
就職後も勉強が必要
リハビリの研究は日々進歩しているので、最新の情報を学び続けることは大切です。
そのため大きい病院ではリハビリテーション科内の勉強会が頻繁に開かれます。
業務時間内に勉強会をするのは厳しいので、業務後の時間に集まってみんなで勉強することが多いです。(つまり残業ですね…)
また院内の勉強会だけではなく、院外で開催されている有料の勉強会にも休日を使って自主的に参加する人が多いです。
終業後や休みの日など、プライベートの時間を削られるのが私はツラいかも…。
人間関係が面倒
医療職を志す人たちの集まりなので基本的には「人を助けてあげたい」という気持ちのある優しい人が多いのですが、体育会系の人も多いため上下関係に厳しい人も一定数います。
総合病院などではリハビリの職員だけでも50人を超えるところもあるので、その分人間関係もややこしくなりがちです。(勉強しているリハビリの手技によって派閥ができていたりします…)
また苦手なタイプの患者さんが自分の担当になった場合、毎日1対1でリハビリしなければいけないのも正直ツラいところですね。
正解がない仕事である
作業療法というリハビリの手技にはハッキリとした正解がありません。
患者さんの症状や痛みの程度もそれぞれ違うなかで、どのようなリハビリメニューが1番良いのかを自分で考えなければならないのです。
学校を卒業したての1年目でも、裁量権が与えられている作業療法士。
自分で試行錯誤しながら担当の患者さんをリハビリしないといけないというプレッシャーは大きいですね。
患者さんの健康に関わることなので責任も重大です。
作業療法士の良い点・悪い点のまとめ
作業療法士の良い点は以下の4つです。
- 自分のペースで仕事ができる
- 人と話すことが好きなら天職
- 感謝されるのでやりがいを感じやすい
- 給料や就職先が安定している
作業療法士の悪い点は以下の4つです。
- 将来性が微妙
- 就職後も勉強が必要
- 人間関係が面倒
- 正解がない仕事である
どんな職業にも良い点と悪い点があります。
なんだかんだで私が作業療法士になって今1番良かったと思っている点は「安定性」です。
社会から需要のある国家資格を持っているという安心感はありますね。
作業療法士を目指す方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読んでくれた方が、自分に合う仕事で楽しく働けますように!
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